金融コングロマリットとは 近年、世界的に、持株会社等を利用して、銀行、証券会社、保険会社等、異なる業種の金融機関とそれらの関連会社を含む巨大な金融グループが形成される事例がみられます。 これらのグループのことを、一般に、「金融コングロマリット」と呼んでいます。 このような金融グループが形成される目的は、多様な金融サービスの提供、大型化・兼業化による経営の効率化や金融商品開発力の向上等にあるとされています。 例えば 一つの支店で、同じグループ内の異なる業種の金融機関が提供する様々な金融商品がより低い手数料で購入できるようになったり、それぞれの金融商品開発力が相まって、画期的な新商品が提供されるようになれば、利用者にとってメリットがあります。 |
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金融コングロマリットの今後の課題 一方、課題として指摘されているのは、異なる業種の金融機関を保有することで、リスク管理が複雑になったり、グループ全体としての経営管理が難しくなったりする懸念です。 このように、金融コングロマリットにはプラス、マイナスの両面があると考えられますが、欧米を中心にこうした方向性は強まっており、国際的には、監督のあり方等の面から議論がなされています。 こうしたことを受けて、わが国でも現在、金融庁において「金融コングロマリット監督指針」の検討が進められています。 |